連載 学生の目 教員のまなざし・19
「看護の詩」を聞きながら
藤田 京子
1
1蕨戸田市医師会看護専門学校
pp.539,563
発行日 2012年7月25日
Published Date 2012/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102116
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2年課程に進学し,落ち着きを取り戻してきた4月の3週目。「看護とは」と尋ねられてもなかなか言葉として出てこない1年生たちに,「看護の詩」と題し詩を作ってもらいました。そうすると,なかなかどうして。恥ずかしそうに朗読していても,一人ひとりがしっかり看護観をもっていることがわかりました。
自分の病気,家族の死,震災での経験や実習先での患者様の看護を通して得た,自分だけの「オリジナルな看護観」を堂々と語る学生たち。やさしさに溢れた言葉や綴られた文は,ごく自然にこんな看護師になりたいと表現されていて,聞き手である学友たちの心をも震わせます。
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