特集 保健の視点を生かすまちづくり
健康づくり自主組織の結成から育成まで
新川 幸子
1
1富山市保健所保健センター
pp.356
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902874
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●地域ぐるみの健康づくり自主組織結成へ
昭和50年代,市では小学校区ごとに循環器検診を計画,町内単位で,きめ細かに実施してきた。
昭和56年,K校区では“高血圧者が多いこと”“そのことについて住民の関心が高いこと”に校区担当保健婦が着目。“高血圧の勉強会”を公民館で数回開催したことにより,参加者から“引き続き勉強したい”という声が上がった。これを契機に地域ぐるみで健康づくりに取り組もうと,その発起人と共に保健婦が自治振興会長へ働きかけ,自治振興会が母体となって地域全体へ趣旨の浸透が図られた。翌昭和57年5月には,地域ぐるみで健康づくり活動に取り組む自主組織“健康友の会”が発足した。
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