特集 保健の視点を生かすまちづくり
保健婦として政策決定に参加できるポストを得て
針山 節子
1
1富山市福祉保健部
pp.351-357
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902872
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はじめに
今日,急速な少子・高齢社会の到来や国際化・高度情報化の進展など社会情勢は大きく変貌している。一方,人々の生活意識や価値観は「物」の豊かさから「心」の豊かさへと変化しており,住民のニーズも多様化している。このような状況下において,富山市の新総合計画では,「健康で生きがいのある福祉のまち」を施策目標の1つにあげている(図1)。
この施策目標に向けて数多い対策が講じられている。特に高齢期の対策には,単に保健分野に固執していてはその目標達成は不可能なことが多々あり,医療,福祉の連携が問われ,それぞれのポジションにおいて,その連携に努めているところである。
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