特集 会議の企画と運営—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
保健福祉サービス調整推進会議に関わる保健婦の役割—政策決定に関わる会議のために
岩崎 ミツエ
1
1神奈川県厚木保健所
pp.619-623
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900973
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はじめに
神奈川県では,昭和61年から神奈川県在宅療養者訪問看護事業を発足させた。この中で私は,事業の推進役である在宅ケア専任保健婦として活動を開始した。実際に活動を始めると在宅療養者が抱えるさまざまな問題に気づかされた。保健婦のみで試行錯誤することの限界を感じ,地域の医療機関や福祉関係者とともに考え,解決策を見出していく場の必要性を感じ模索を始めていた。
そのような折,昭和63年に保健所保健福祉サービス調整推進会議が設置されることになった。保健婦が中心になってこの会議を企画,運営できることを知ったとき,待ち望んでいたものが保障されたことを嬉しく思った1人である。
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