特集 精神保健福祉業務の市町村移管—保健所と市町村の連携を考える
【神奈川県にみる連携事例】
保健所とともに取り組んできた精神保健事業の30年
貝原 和子
1
1神奈川県・綾瀬市保健センター健康予防
pp.856-860
発行日 2001年11月10日
Published Date 2001/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902509
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綾瀬市は神奈川県のほぼ中央に位置し,行政面積22.24km2,北西部は海老名市,東部は大和市,南部は藤沢市に隣接している。東京から約40km,横浜へ約20km,西に大山,丹沢山塊を望み,遠く富士を仰ぐ相模野台地に位置している。また,米海軍厚木航空基地が行政面積の約6分の1を占めており,自衛隊と共同で使用している。
昭和40年代の高度経済成長を背景とした首都圏への人口集中の影響を受け,綾瀬市への転入人口は急速に増加した。北部・南部には主として住宅地が形成され,東部・西部には工業団地が進出してきたが,昭和55年以降は沈静化の傾向をたどっている。昭和53年10月に市制が施行され,平成13年4月現在,人口8万733人,世帯数2万8390世帯,高齢化率11.14%と,比較的若いとされているものの,少子高齢化は着実に進行している。
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