特集 今を読み解くキーワード集
(H)量的研究
早世指標
尾﨑 米厚
1
1鳥取大学医学部衛生教室
pp.1082-1084
発行日 2000年11月25日
Published Date 2000/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902344
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定義・語義
健康寿命を1つの基準として,疾病傷害によって引き起こされる死亡により健康寿命がどのくらい損失しているかを示す指標。この死亡を障害におきかえたものが障害指標,この2者を統合したものが早世障害総合指標である(健康日本21より)。早世指標は,働き盛りや,青年期の死亡を強調した指標であり,早世障害統合指標は死亡に至らない障害も加味したものであり,保健医療福祉政策の意思決定や評価に用いる期待がかかっている。早世指標として,区間死亡確率(LSMR),潜在的余命損失年数(PYLL;potential years of life lost,早期損失生存年数ともいう),早世障害統合指標には障害調整生存年数(DALY;disability-adjusted life year)等がある。
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