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増大号 消化管疾患の分類2024
小腸・大腸
Crohn病
臨床的指標による分類
Classification by Clinical Indices
松本 主之
1
1岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科分野
pp.581-583
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203581
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定義
Crohn病(Crohn's disease ; CD)は消化管の慢性肉芽腫性炎症を特徴とする原因不明の疾患である.また,口腔内や肛門部病変,狭窄・膿瘍・瘻孔などの消化管合併症に加えて,種々の全身性合併症を伴うことがある.このため,CDの活動性や重症度を総合的に評価する臨床指標の算出法として,多彩な項目を含むものが考案されている.これらの算出法は1970〜1980年代にかけて報告されたものであるが,いまだにCDの短期治療効果の指標として重要と考えられている1).中でも,本症の大規模臨床治験においては,以下に示す臨床的指標,あるいはその改訂版が効果判定に広く用いられている.
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