特集 評価について考える
保健計画における目標管理方式と評価
髙原 亮治
1
1厚生省保健医療局地域保健健康増進栄養課
pp.94-101
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901725
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要約
背景:公衆衛生活動において評価という言葉が頻用されており,公衆衛生の現場従事者に対し,明日の方針として活用されるべき定量的指針としてより,非生産的な「反省」を強要する傾向となっている。
目的:事業計画自体の有効性などに関する評価(計画の評価)と,現場レベルの進行管理という業務管理上の評価は区分すべきであり,後者の1例として経営学的原則に立脚した「目標による事業管理方法」を紹介した。
方法:衛生行政学,経営学など関連領域の文献を総説し,論評を加えた。
結論:公衆衛生施策を効率的に進めるマネージメント手法として目標管理方式を紹介するとともに,近年の動向であるEBH(evidence based healthcare)が計画の科学性,有効性の評価に有効との観点から紹介を加えた。
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