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連載 海外文献紹介—東京大学医学部地域看護学教室からの発信・22
地域における高齢者のヘルスニーズのアセスメント—3つの方法の比較
Phyllis R. Schultz, Joan K. Magilvy : Assessing community health needs of elderly populations ; comparison of three strategies, J Adv Nurs, 13(2), 193-202, 1988.
斉藤 恵美子
1
1東京大学大学院医学系研究科地域看護学教室
pp.841-847
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901651
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目的
地域のヘルスニーズアセスメントや地区診断,特定の集団に対する診断などのアセスメントの方法論に関するテーマは,看護学・保健学と社会学の分野の境界に位置づけられている。
この論文は,地域のヘルスニーズアセスメント,いわゆる地区診断の方法について検討したものである。ここでは,地区診断のために役立つ3つの調査とその方法,およびそれらによって得られた地域の健康に関する情報を比較検討する。具体的には,米国コロラド州の都市近郊地域に居住する高齢者のヘルスニーズのアセスメントのために,人口や住宅などに関する国勢調査と,高齢者に対する標本調査,エスノグラフィによる調査について,それぞれから得られる健康に関する情報の内容を比較し,地域の高齢者に関する問題や課題を探索する。
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