特集 地域保健と地域医療
今後の医療提供体制の動向(医療法改正)について
内藤 恵久
1
1厚生省健康政策局計画課
pp.93-95
発行日 1997年2月10日
Published Date 1997/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901514
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昭和23年に制定された医療法については,昭和60年の改正により医療計画制度が導入され,平成4年の改正により,特定機能病院や療養型病床群の導入などの医療施設機能の体系化が行われている。
こうしたこれまでの改正を受け,さらに患者の医療ニーズの多様化・高度化に応じた良質な医療を効率的に提供する体制を整備していくため,平成7年4月に医療審議会に設置された基本問題検討委員会において14回にわたる審議が行われ,平成8年4月25日に,医療審議会の意見具申が提出された。この意見具申を踏まえ,第139回臨時国会に医療法の改正法案が提出された。
以下,その改正の概要と保健所業務との関わりについて説明する。
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