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病院からの訪問看護に保健婦9人!! 岩手県雫石町鶯宿温泉病院
岩下 守
pp.1-4
発行日 1993年1月10日
Published Date 1993/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900622
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JR盛岡駅から車で40分ほどの雫石町に,鶯宿温泉病院はある。昭和58年に開院され,3年後の昭和61年より病院からの継続看護として在宅ケアを開始し実績を上げている。在宅ケアを始めるにあたり,看護職になぜ保健婦を採用したのかを久保谷院長に伺った。
「例えば,脳卒中後遺症や脊髄損傷の患者さんが退院後もよりよい社会生活ができるように,入院中の医療相談から保健婦に関わってもらいたいと思ったからです。生活用品(車椅子,ベッドなど)の貸し出し申請や身体障害者手帳の登録など,行政の社会資源をどう活川できるかという情報を患者に提供することなど,保健婦の県門性がなければできないと思います。また,当院の保健婦は病棟で臨床看護を経験してから訪問看護についてもらいます。在宅ケアを担うには,臨床看護もできて,訪問して地域をみることができる保健婦が適任と考えたからです」
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