特集 地区担当と業務担当
業務担当に対する保健所保健婦の声
保健所組織再編成3年目の保健所に勤務して,業務担当制を考える
佐藤 由美子
1,2
1新潟県相川保健所
2前巻保健所
pp.445-446
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900499
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はじめに
新潟県では本誌1991年2月号「新潟県における保健所の機構改革とこれからの保健所保健婦業務のあり方」で前看護係長の黒坂好子氏が既報のとおり,平成元年4月に機構改革と保健所の統廃合が実施された。この改革により保健婦室は解体し,規模の大きい保健所では3課5係,少ない保健所でも1課2係に少数分散化された。また,活動の主体は,市町村担当制から業務担当制となった。業務担当制の他に市町村保健婦活動の総合窓口として,市町村担当制が残された。
私の勤務する巻保健所管内は,12市町村,人口約19万を管轄し,市町村保健婦数は45人,保健所の規模は一般保健所である。保健婦は課長職を含め6名が地域保健課の1課2係に所属している。配置は母子・成人・老人といったライフステージを総括する地域保健係に1人,在宅看護体制・難病対策・痴呆性老人対策・総合相談を担当する保健指導係に4人の保健婦がいる。
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