連載 家庭看護技術の実践・12
身体の清潔とその方法(その1)
氏家 幸子
1
1大阪大学医療技術短期大学部看護学科
pp.858-860
発行日 1979年11月10日
Published Date 1979/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207880
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身体を清潔にすることは,皮膚や粘膜や毛髪の汚れをとり,その機能を正常に保つとともに,心理的にも爽快になる。しかし,患者は自分で清潔にできなかったり,面倒になって,健康なときの清潔の習慣が実施できないことが多い。そこで,看護者は日常生活の基本的なニードを援助する意味においても,患者の身体清潔に留意し,その実施を援助したい。
具体的な実施の手技を説明する前に,まず身体を清潔にする世話を看護者はなぜするのか,そして,方法の種類について考えてみたい。
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