特集 住民の健康に責任をもつ自治体
石川県の地区分担の実態
松沢 フサ子
1,2
1石川県厚生部高齢者対策課
2元津幡保健所
pp.433-446
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207332
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神奈川県を離れてから久しくなり,言葉の端々にも「……1日3回のみそ汁は気をつけているようでも4〜5gの塩をなめてしまうことになるので,夕食のおかずの比較的あるときだけでも,ちょっこり(少し)控えるようにできないだろうか?……」など石川弁(?)が混じるようになり,また保健婦活動も今日のお天気次第(朝,美しい銀世界の中,すがすがしい気持で出勤。ところが,降って! 降って! 昼過ぎ軽自動車を滑るように走らせてたどりついた相談日だが,町の保健婦さんと待機しているのに,待ち入来らず! ただでさえ足元に気をつけて歩かねばならないお年寄りが来所するはずがなく,また来所しないほうが安全であたりまえのことであるのだが……)という居直りの一面も身についてきた。太平洋側から日本海側に移り住んだものにとって,地域の特徴を簡単に述べてから本旨に入りたいと思う。
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