特別寄稿
老人保健の新たな展開と保健婦活動—よりシステマティックなアプローチを基盤に
湯沢 布矢子
1
1厚生省地域保健課保健指導室
pp.10-20
発行日 1983年1月10日
Published Date 1983/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206617
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1983年2月から,いよいよ老人保健法が実旛に移される.高齢化社会化の波が予測されていたので,このような施策が実現するのは,時間の問題であった.医療費の部分で大幅に遅れはしたが,新しい保健活動の体系が組み立てられる緒に着いたことは確かであろう.老人保健法の新しさは,保健・医療・福祉等の既存体系を,活動の部分で1本化していこうという方向が,打ち出された点にあるといえる.現場の案践家が等しく求めていた方向である.新しい活動の展開の中で,保健婦活動はどのように対応していけばよいのだろうか.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.