活動報告
糸貫町における40歳時健康診査と予防教室について
堀口 美津子
1
,
石黒 源之
2
,
森 甫
3
1糸貫町役場
2岐阜県立岐阜病院第1内科
3岐阜県立健康管理院
pp.948-951
発行日 1982年11月10日
Published Date 1982/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206607
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はじめに
糸貫町は岐阜市の北西部約8kmに位置し,人口は10,000人,世帯数2,300戸,そのうち5割弱の1,100戸が農家で,米・玉ネギ・イチゴ・カキなどを主要農作物とする純農村地帯である。また,脳卒中・ガン・心臓病などいわゆる成人病が増加し,本町も成人による死亡が約6割を占めている。このような現状の中で,本町も循環器検診・胃検診・子宮検診・健康相談などの成人病予防対策を実施している。しかし,そうした状況下でもつぎのような要望が住民の間から出てきていた。
①検診の受診者年齢層をさげ,若いときから成人病予防の知識をうえつけさせ,20〜30年先の町民の健康を考えてほしい。
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