連載 教育実践報告
公衆衛生看護実習(健康管理論演習を含む)の取り組について(4)
行村 照子
1
,
三浦 澄子
1
,
落合 教子
1
,
石川 順子
1
1山口県立衛生看護学院保健婦科
pp.684-688
発行日 1977年11月10日
Published Date 1977/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205914
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家庭訪問時における面接導入の一考察
1.はじめに
保健婦活動の目的1)は,健康人および傷病者,障害者を対象として病人の看護にあたり,治療のための援助を与え健康の保持増進に必要な生活習慣の指導を行い,人々を病気から守り,適正な医療を受けることをすすめて,病気の増悪を防止するなど,健康上の問題の解決にあたるものである。この活動目的を実現するにあたり,家庭訪問が重要な役割を果たしている。
そして,この家庭訪問を実りあるものにするためには,保健婦の専門的知識や看護技術のみでなく,そのケースに合った面接をすることが大切である。その中でも面接導入部における保健婦の言動や雰囲気は,ラポート成立に重要な役割を果たし,またその後の面接の良し悪しを左右するものである。
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