活動報告
秋田農村における脳卒中患者の医療の実態と脳卒中予防対策の最近の問題点
岡本 カネミ
1
,
渡部 恵子
1
,
大場 ハルエ
1
,
高橋 百合子
1
,
大場 トシ子
1
,
三森 弘子
1
,
三浦 雅子
1
,
須田 登志子
1
,
工藤 栄子
1
1秋田県本荘市保険衛生課
pp.115-121
発行日 1977年2月10日
Published Date 1977/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205812
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1.はじめに
昭和45年以来,国の施策としての米の生産調整が,"米"単作地帯に与えた影響は大きく,農業のみで自立できる割合は大幅に減少し,昭和40年の農家人口,30歳以上を100として農業専従者が57%,兼業で農業従事者は42%であったが,昭和50年では農業専従者38%,兼業で農業従事者が62%とその比率は逆転し,農家人口の専業従事者以外の人は官公庁,大企業に就労している人は少なく,他の人達は地区内,地区外に日雇,臨時雇,出稼者として就労している現状である。
この状況下において,昭和38年から市の行政の中で,経年事業として実施している"脳卒中予防対策"を,患者の医療の実態と事業の沿革を含めて報告する。
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