連載 聖路加の公衆衛生看護部●訪問看護活動を中心とした歩み・2
三浦半島での訪問活動(昭和8年〜10年)—地区診断の下に多彩な活動
松下 和子
1
1聖路加国際病院公衆衛生看護部
pp.102-107
発行日 1977年2月10日
Published Date 1977/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205808
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1.農漁村での公衆衛生活動の必要性認識
都市での公衆衛生看護事業については,前号で紹介したように次第に拡張し,徹底してきたが,トイスラー院長,ミスヌノ,平野姉などは"公衆衛生看護事業は,都市だけでなく,日本全国,農山漁村に至るまでどこにも普及させなければならない"との考えに意見が一致,そのモデルになる事業をしようとの計画が昭和7年に起こった。
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