へき地の保健婦活動
看護者とへき地医療とのかかわり—小林協会長(1975年4月30日現在)に聞く
pp.270-275
発行日 1975年5月10日
Published Date 1975/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205597
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へき地医療をめぐる国の対策が,大方の保健婦の危惧をよそに煮つまってきている。すでにいろいろなところで,反対や,現行のままで実施されることの危険性が述べられている。確かにその通りだと思われるし,この対策が地域医療の一環として出されてきている以上,もっと慎重に検討されるべき課題が多いように思われる。
本誌では,看護者がへき地医療に携わる場合,専門職者の立場で何が必要かを探ぐるために,4月30日,小林看護協会長(当時)にインタビューを求めた。そして,真に看護者としての機能を発揮するために必要な前提が,現在のへき地医療対策ではあまりにも欠けていることが,ここでも明らかになったのである。
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