海外論文
The Significance of Empirical Research for Nuring―看護における経験的研究の意義
Rozella M. Schotfeldt
1
,
小野寺 杜紀
2
1Case Western Reserve Univ
2神奈川県立衛生短大
pp.408-411
発行日 1973年6月10日
Published Date 1973/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205302
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
いまや思慮深い看護婦は,看護実践の道案内となるべき体系化された科学が必要であるが,まだ確立されていないことを十分に自覚している。この叫びは日増しに大きくなっている。研究者は,検証に耐え,しかも看護学の発展,体系化に寄与することを約束する理論的公式の確立に没頭すべきであることを思い知らされつつある。
有望な理論および実証科学の必要性が認められた場合,2つの疑問が提起されなければならない。それらは,1)看護理論はどのような現象と関連性があるのか,2)看護にとって重要な理論を展開するための最も有効な方法とは何であるか,ということである。第1の疑問は,最も重要な看護の目標,すなわち,看護の実践,教育および研究に中心的焦点を与えてくれるものは何か,ということを述べれば解答が与えられる。第2の疑問への解答は,新知識産出の方法を選択することにかかわりあっている。
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.