Medical Topics
小児ぜんそく
中山 喜弘
1
1九段坂病院・埼玉医科大学小児科
pp.50-51
発行日 1972年10月10日
Published Date 1972/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205156
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ぜんそくが文明病といわれるわけ
近ごろぜんそく患者はふえている。文明が進歩し,生活が改善されているのにもかかわらず,ふえているので文明病といわれる。
かつて,子供たちの生命をおびやかす疾患として,親たちから恐れられていた結核,ジフテリア,小児麻痺,赤痢,疫痢などの伝染病は,予防接種が普及し,衛生環境がよくなり激減した。また,かかっても抗生剤や輸液療法の進歩のおかげで直る率が非常によくなった。
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