研究・調査・報告
再発患者の分析とその考察
芦川 元子
1
,
安藤 公子
2
1沼津保健所
2清水保健所
pp.67-75
発行日 1972年6月10日
Published Date 1972/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205104
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1.はじめに
結核症の特徴は再発が起こりやすいことであるが,厳密な再発の定義はむずかしい。ここで取り上げた20例は,登録中のもの,あるいは登録削除の状態のものもあるが,治療歴・病状のいかんを問わず,いちおう治療終了後,管理健診なり主治医との医師連絡なり職場連絡で,いったん安定化したと考えられるもので,再治療をよぎなくされた者についてである。したがって保健婦の立場で,再発による再治療と考えられる者を取り上げた。
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