特集 住民とともに歩む一つの姿勢
"14年目の訪問"をめぐって
保健婦に望む
はばたけ!
まるやま ひろし
1
1大阪大学医学部
pp.29
発行日 1972年4月10日
Published Date 1972/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205065
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いま,昭和30年のときではなくて,44年に森永ヒソミルク事件と,取り組んだ大阪の保健婦の活動について,所見を求められたが,わたくしが,どんな見方をしているかという傍観者的立場では何もいえない。
ただ示しておきたいことは,この大阪の保健婦活動に,わたくしが全く同化しえたからこそ,この森永ヒソミルク事件に保健婦が取り組めたのだと,ふりかえってみて,そう考えるだけである。わたくしと大阪の保健婦・養護教諭との協同作業が"14年目の訪問"を成功させたのだと,言ってもよい。
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