声
社会医学研究会に参加して
pp.76
発行日 1968年9月10日
Published Date 1968/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204280
- 有料閲覧
- 文献概要
「『社会医学研究会』というのがあるんだけど行ってみない」と誘われて,はじめて参加してみました。社会医学というのは,何だろうという疑問をもちながら参加したのですが,テーマといい,内容といい,これこそがまさに公衆衛生活動だなあと,しみじみ感心させられました。
今年は9回目で今年の主題は「保健・医療と公的責任」で,あらかじめ,主題討議のために,関西医大の東田敏夫先生の"住民の保健と地方行政"と,びわこ学園の小池清廉先生の"心身障害者と医療"という2つの論文が示されてあり,それに関して,保健所の問題,公害問題,心身障害児の問題全部で22題の発表がありました。保健所の問題では,公害行政と保健所の態度(名大公衆衛生 森田先生)とか,僻地農村地区における保健婦活動の検討(大阪藤井寺保健所,乾先生)などが印象に残りました。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.