保健婦さんへ 期待と提言
桃栗3年柿8年
神谷 昭典
1
1名古屋大学医学部公衆衛生学教室
pp.9
発行日 1967年4月10日
Published Date 1967/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203896
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保健婦になって3年目,がむしゃらに仕事をしてきた日々がふっとわびしく思い返される日が出て参ります。
お役所の誰かれから聞かされる「公衆衛生」と,自分のめざしたものがどっか食いちがう,何だかおかしい。こういう思いに胸を噛まれなかった人はおそらくいないでしよう。8年目,そろそろ主任試験でもという年になれば「ああ若気の至り」という悟りが生まれて参ります。桃栗三年柿八年,単に語呂あわせのおもしろさという以上に深刻な問題です。
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