研究報告
保健婦業務の現状とその問題点(第2編)
萩野 佐智子
1
,
小田 健子
1
,
西村 洋子
1
1岡山大学医学部衛生学教室
pp.43-55
発行日 1967年2月10日
Published Date 1967/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203866
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I.緒論
すでに第1編1)において保健婦がその所属機関によって,業務認識の上に若干の相異を招来している事実を指摘し,保健婦活動の飛躍的な発展はこれら所属機関を超越する,より基本的な問題点である保健婦業務,公衆衛生看護学の確立こそが今日焦眉の問題としてその解決が要求されていることを報告した。
保健婦業務,公衆衛生看護学の体系的な概念規定については,その歴史的な考察ともあわせて,その試みが種々なされているが2)〜13),保健婦自体の側からのアプローチはきわめて数少ない。
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