びぶりおていく
小児精神医学の実際/新らしい精神科看護/青い風の子供たち/アメリカの黒人
E
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H
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N
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N
pp.60-61
発行日 1965年1月10日
Published Date 1965/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203295
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理論と実際についての親切な指南書
小児科臨床や育児において,従来の身体医学や栄養学だけではいけない,精神と身体の関連において見てゆくことが必要であることはここに論ずるまでもない.
本書は,こういった見地から書かれた日本で最初の小児科書であると思う.すなわち,こどものこころとからだをとうして,小児科臨床と育児の要諦を説いたものである.今までにも,心理学者によって書かれた児童心理学や神経,精神科方面の学者によって書かれた小児精神医学などの書物は少なくないが,私は日ごろ,こどもからおしっこをしけかられながら,じかにこどもにふれ,こどもを考えてきた小児科医によって書かれた小児の精神身体医学の書がほしいと思ってきた.本書は,この私たちの多年の願望を満たしてくれる書物である.
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