座談会
明日をみる保健婦
織田 アキコ
1
,
栗田 美代子
2
,
田中 エイ子
3
,
照沼 とめ
4
,
中川 洋子
5
,
堀 延江
6
,
大坂 多恵子
7
1愛媛県東宇和郡宇和町役場
2三重県多気郡宮川村役場
3青森県十和田市役所
4北海道夕張郡栗山町役場
5薪潟県西蒲原郡潟東村役場
6長野県庁
7厚生省医療課
pp.40-47
発行日 1965年1月10日
Published Date 1965/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203290
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保健婦が保健婦を語るとき.多くは現状の吐露だけに終わってしまう場合が多い.それは反面,それだけ現状というものがきびしく,保健婦へのしわ寄せが多いということの証とも言えるであろう.そして日ごろ語るに語れず胸の中にたまりにたまったものが,保健婦どうしの間がらということで,せきを切って流れ出ることも事実であろう.しかし,それだけでは現状維持がせいいっぱいで,業務の改善や働き方の改善はおぼつかない.つねに明日をみつめ,現実をふまえた明日への語りが必要なのではないだろうか.その意味でこの座談会は,各地の保健婦によって描き出された保健婦の未来像があざやかに浮び上がっている.
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