講座
眼疾患の療養指導
馬島 嘉範
1
1中央鉄道病院眼科
pp.41-44
発行日 1962年2月10日
Published Date 1962/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202513
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目の病気は案外にひどくなるまで放つておかれやすい.ことに「としよりめ」「はやりめ」などと大したことでもないようにされているところもまだあるようです.馬島先生にその療養指導をお願いしました.
眼病に限らず一般に病気になつた時は,診察を受けて薬を内服したり注射をしてもらつたりする訳であるが,同時に家庭での療養も薬や注射におとらず大切であつて,医者にかかつていながら家庭では不摂生をしたのでは,治療効果が挙がらないのは当然である.ことに慢性疾患の場合はその感が強い.この家庭における療養に必要な生活態度なり生活環境なりを指導監督するのは,保健婦の役目であつて病気の経過を左右する大きな要因になる訳である.
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