保健婦の研究
訪問のねらいをどこにおくか—訪問計画への1つの試み
亀田 安子
1
1東京大学医学部衞生看護学科
pp.96-103
発行日 1958年5月10日
Published Date 1958/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201653
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手もとにある古い資料を参考にしながら1つの試みを述べてみたいと思います,まず家庭訪問の大きな目標になつている結核と乳児を例にとつてみます(第1図).図の様に結核は把握されている全結核患者数のやつと半分が年間訪問延件数です.僅かに年間新届出を上まわるだけの数の訪問しかされていないのです.
乳児は年間出生数の1割にもみたない7%にすぎないのです.
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