口絵
公衆衞生展覽会
pp.2-8
発行日 1953年11月10日
Published Date 1953/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200621
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今回岡山市に於て開催された公衆衞生学会と並行してもよおされた公衆衞生展覽会は,折も折だし,市内唯一のデパートの一隅でもあつたところから,大變な盛況であつたことは,お互いこの道にいそしむ者の1人としてよろこばしいことでありました.展覽会場はいささか狹いうらみはありましたが,採光は充分で,少しでも壁面を殖やそうと努力された樣子もうかがえ,飾りつけのろまみもあり,全体として從來のいわゆる衞生展覽会の「ぞくあく」さからぬけ出し,「しようしや」とまではいかなくても,明朗な,快的な展示品が多いのには,其の進歩ぶりがみられます.公衆衞生の各分野にわたつての展示ですから,その數も多いわけですが,夫々の展示品の「みだし」があつたらもつとはつきり頭の中にはいつたのではないかと思いました.
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