ルポルタージュ
—東京国立第一病院二宮分院—理想的な幼兒病院
pp.37-40
発行日 1953年7月10日
Published Date 1953/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200551
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
東海道線が相模湾に沿うて走るとき,ほぼ湾の中央に位して二宮という驛がある.その驛を降りて国道を西に向つて約20分歩くと,ほとんど気づかれない程に小さな標札がぽつんと立つている.「国立東東第一病院二宮分院」たつたこれだけ書き留められた標札からは,至極あたりまえの病院が思い当るだけで,ゆきずりの人には何ほどの印象をもあたえないであろう.
しかし,ここが旧相模保育所,今一般に考えられている病院と保育所とが一体になつた理想的な幼兒病院なのである.
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.