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「保健婦の実態調査第2回報告書」をよんで
丸山 博
1
1厚生省統計調査部
pp.32-36
発行日 1953年7月10日
Published Date 1953/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200550
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はじめに
保健婦のしごとは,いまの日本においてはとくに国民保健,国民生活のまつただなかにとびこんでのしごとであるだけに,それがなみたいていでないことを想像する.それだけに,このしごとにたいする関心はわたくしにとつてはふかいものがある.さきに東京澁谷保健所の保健婦がたが,じぶんたちのしごとの統計分析をやつた(本誌第2卷・第6號,第3卷・第1號・第2號・第3號,昭和26年12月號から昭和27年3月號までに発表したものがあり,日本看護協会の保健婦部会待遇改善委員会が昭和24年12月に調査した(看護・第3卷第2號,第5號,第4卷第2號,昭和26年2月號,昭和27年5月號,昭和27年2月號に発表した)ものがあるが,さらに昭和26年4月の日本看護協会の総会で決議された実態調査は,昭和27年4月にその第1回報告書が出版された.それはすでに本誌第3卷第7號昭和27年7月號で,わたくしも紹介した.いまここで紹介したいのは,そのときのつづきの第2回報告書についてである.
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