書評
—宮本忍 著—結核外療の常識
pp.12
発行日 1951年10月10日
Published Date 1951/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200153
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最近,結核に對する社會の認識が高まり,「成形」とか「氣胸」とかいう言葉も,常識となりつゝあるが,いざ自分が手術をされるとなれば,不安を感しない人はないであろう。
本書は,そういう人々のために,また,多くの結核患者が,正しい認識の下に,正しい療養を續けるために,是非知っておくべき結核外科療法の概略が,非常に要領よく,簡潔にまとめてある。更に患者として一應注意し受ければならない。肺以外の結核についても,その要點が書き添えられている。
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