特集 健診の100%活用法 ヘルスプロモーション時代の基本健診と乳幼児健診
実践例1:健診の実施体制づくり―健診の「実施・フォロー・評価」体制を整備する/健康福祉センターの支援のポイント
岩本 のりこ
1
,
牧野 由美子
2
1益田市福祉環境部地域保険課
2島根県益田健康福祉センター
pp.304-310
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662100055
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益田市では老人保健事業をどのように進めてきたか
昭和57年に老人保健法が制定され,はじめて行政による健康づくり事業が法制化されました。益田市では「住民を主体とした健康づくり活動」を目標に掲げ,地区組織の育成に重点を置いた健康づくり活動に取り組んできました。これは「保健事業を効果的に推進するためにはどうしたらよいか」と保健所とともに考え,歩んできたものです。
そして,自治会を基盤とする健康づくりの地区組織を公民館単位に設立していき,平成12年までに全市に地区組織を計画的に整備しました。健康日本21がうち出されると,平成12年,益田市では「健康ますだ21」をスタートさせ,いままでの健康づくり活動をベースに,地区組織の基盤整備,活動内容の充実に向けて取り組むことになりました。
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