特別記事
Y看護婦への手紙—カンボジアと日本の医療をつなぐ点と線(前編)
柳原 和子
pp.365-368
発行日 1988年4月1日
Published Date 1988/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923127
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「二十歳・もっと生きたい』(草思社刊)という本が昨年11月に出版された.この本の著者は進行性筋ジストロフィー(ドウシャンヌ型)に冒されて早世した福嶋あき江さん.15年にわたる施設内での生活のあと,米国の自立生活運動と出会い,自分に残された時間のすべてを賭けて障害者の自立の可能性を追い続けた彼女の生の軌跡が記されている.福嶋さんの死後,残された記録を整理・編集し,出版にまで持っていったのが,生前から取材を通して福嶋さんと親交の深かった本稿の著者,柳原さんである.
柳原さんはまた,タイ・カンボジア国境の難民キャンプに民間ボランティアとして参加したこともある.
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