グラフ
共存の思想をカタチに込める—ハンディを持つ人とかかわりつづける工業デザイナー・光野有次さんの世界
本誌
pp.322-325
発行日 1988年4月1日
Published Date 1988/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923118
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
重症心身障害児(者)施設「みさかえの園むつみの家」(浅野清治園長)では238名の職員が働いているが,その中に「機器開発室」と呼ばれるちょっと毛色の変わった職種が設けられている.定員は1名.この仕事を担当しているのが“寝た子を起こすプロジェクド(本誌p.352参照)の仕掛け人,光野有次さんだ.
光野さんのユニークな仕事ぶりとそれを支えている彼独特の人間観については本号特集の光野さん自身の原稿に譲り,ここでは,彼の思想の具体的な表現である障害者のための道具づくりと,そして,光野さんが”障害者に開かれた社会"を目指して地域に仕掛けた,重度肢体不自由者のための下宿屋「貧楽寮」での下宿人とボランティアの交歓風景をカメラで追ってみた.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.