CHECK IT UP 日常ケアを見直そう・26
ディスポ製品と看護
川島 みどり
,
看護ケア再検討グループ
pp.132-135
発行日 1984年2月1日
Published Date 1984/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922993
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あふれるディスポ製品
今病棟や外来で,ディスポ製品はどのくらい使われているだろうか.ちょっと思い浮かべるだけでも,注射器,注射針,カテーテル類,ハルンバッグ,手袋,メス,輸液セット,綿棒,処置用シーツに手術用マスクや帽子などなど……,すぐに十指にのぼる製品が頭に浮かぶだろう.実際には,カテーテルだけでも330種類以上あり,総数は千数百種類位あるというのだから驚いてしまう.
ナースステーションのポリバケツをのぞいて見よう.そこには,たった一度だけ使われた製品の残骸が,夕方ともなれば,溢れんばかりになっていることも珍しくない.最近ではディスポ製品がなければ,おそらく毎日の業務はたちまち滞ってしまうだろう.そして,その存在があまりにも身近なために,いつからこうした製品が,医療の現場に普及するようになったのかについて,疑問を持つ人もあまりないようである.
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