グラフ
真の人間理解を求めて—看護管理者のためのカウンセリング研修会から
小林 純一
1,2
,
日本看護協会東京都支部
1上智大学
2上智大学カウンセリング研究所
pp.496-501
発行日 1983年5月1日
Published Date 1983/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922937
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日本看護協会東京都支部はこの度,看護管理者50名を対象に,人間理解の方法的ステップを学ぶ‘看護管理者のためのカウンセリング研修会’を開いた.この研修会は各回1時間45分の講習と演習が20回,週2回10週間の長期にわたるものでほかに類を見ない内容豊かなものであった.
研修会は,上智大学カウンセリング研究所所長の小林純一教授により,各回の前半が講義,後半がグループディスカッションを中心とする演習の形ですすめられた.病院勤務の経験を持つ小林教授は講義のなかで,患者に接するにあたって,看護婦と患者が同等の関係にあることを念頭に置き‘その人に対して自分は何をしたい人間なのか’を常に考えて行動することが大切であると話した.
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