ナーシング・ダイアグノーシス・1
ナースがナースのプロブレムで悩むとは
中木 高夫
1
,
ナーシング滋賀’83
1滋賀医科大学第二内科
pp.370-371
発行日 1983年4月1日
Published Date 1983/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922909
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POSでいつも最終的に話題になるのはナースのプロブレムのこと。
POSを日常の看護業務にうまく取り入れて実践しているナースの皆さんとお話をする機会が何度かありました.
POSを取り入れてゆく過程では,どのナースの方も,最初のうちはプロブレムリストに従って,1つ1つのプロブレムごとに毎日の記録を行うという習慣を自分のものにするのに苦労があったこと,チームナーシングで記録を続けてゆくと,記録がなんとなく無責任になって欠点が目立つようになるので,少しプライマリナーシング的な発想をまぜて,受け持ち制の部分を作ってみると,案外記録が整備されてきたこと,プロブレムリストが患者から遊離したものとならないように,スタッフのカンファレンスで監査・修正を行うようになってから,ケアのきめがこまやかになったこと,など苦労話を楽しく聞かせていただきました.
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