特集 医療の多様化とPOS―第15回日本POS医療学会報告
ワークショップ
プロブレム
菊地 登喜子
1
1東北公済病院
pp.928-934
発行日 1993年11月30日
Published Date 1993/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900714
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第15回日本POS医療学会におけるワークショップ「プロブレム」は次の6名で担当した.世話人は中木高夫(滋賀医科大学病院),津田司(川崎医科大学),藤村龍子(慶応義塾看護短期大学)に菊地,アシスタントは菊地清人(岩手県立南光病院),三浦まゆみ(岩手県立衛生学院)であった.参加者は350人余り.
NANDAのユニタリパーソンモデルを基に,キャシー・E・ガゼッタが作成した成人看護アセスメントツールを用いてプロブレムを引き出すという新しい試みで行なわれた.NANDAの枠組みを取り上げたのは,世界保健機構が国際疾病分類第10回改訂(ICD-10)にあたって,その分類の中に「看護を必要とする状態」としてNANDAの看護診断を入れることを検討していることから,コンピュータへの導入も含めて,臨床的に活用できるものという世話人の意図があってのことである.
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