特集 情報化時代のPOS—第13回POS研究会報告
教育講演
ドクタープロブレムとナースプロブレム
中木 高夫
1
1滋賀医科大学第2内科
pp.731-736
発行日 1991年11月30日
Published Date 1991/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900286
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ナースのプロブレムとドクターのプロブレムをめぐる論争
「ドクタープロブレムとナースプロブレム」という演題がとりあげられたのには,少々いきさつがあります.
発端は前々回のPOS研究会のことです.プロブレムに関するワークショップの席で,ナースのプロブレムとして医学的診断名を使うかどうかでもめたそうです.結局,多数決で診断名をナースのプロブレムとして使用しても構わないということになったのですが,そのとき医学的診断名はナースのプロブレムとしてふさわしくないと主張した看護婦がたまたまぼくの大学のナースだったので,指導が悪いんじゃないかとお叱りをうけてしまいました.そこで,そうじゃないとステージ外の場所でいささか激しく言い合いをしてしまったのです.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.