特集2 透析患者の食事管理指導
移植腎摘出透析患者の食事・生活管理への援助
小泉 洋子
1
,
水附 裕子
1
,
花島 文子
2
,
岸 喜美子
2
,
宇田 有希
3
1額田病院人工腎臓室
2横須賀クリニック
3横須賀共済病院透析室
pp.907-910
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922788
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
透析療法は腎不全の治療として一般化され,第22回人工透析研究会の報告によれば,約2万5000人の患者が慢性血液透析を行っている.これらの中には,腎移植後拒絶反応のため機能が働かず,再導入された患者も含まれている.当院(額田病院)においても再導入された患者は1%未満ではあるが徐々に増加している.我々の受け持った患者は移植前に比べると精神的・身体的な打撃により攻撃性や感情反応が強く出て,自己中心的な面が強調されていたが,患者に対するかかわり方を工夫し検討することにより改善をみたので報告する.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.