NURSING THEORY 看護理論ってなあに?・45
『ロイ看護論』を読む[4]—成人看護とロイ看護理論
根本 多喜子
1
1東京衛生病院
pp.1016-1019
発行日 1989年10月1日
Published Date 1989/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922387
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私がロイ理論と出会ったのは,1980年の秋,米国ロマリンダ大学看護学部の修士課程に入学してからである.看護理論のクラスで,ペプロウ,ロジャース,ジョンソン,オレム,ロイなどのモデルから1つの枠組みモデル(framework model)を選び,グループで研究するという課題に取り組んだ.私はロイの適応モデルを研究するグループで,理論の分析,評価を行ないつつ学んだ.
ロイの理論では,生理的ニードの他に自己概念,役割機能,そして相互依存という様式でアセスメントする.特に,相互依存という様式に私はユニークさを感じた.
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