夫・濱上末男さん，妻・通子さん

　「学校を卒業してからずっと大工をしていたんですが，交通事故を起こして，6回も手術を受けたんです．それなのに，どういうんか良くならないんです．医者には40歳位までしか生きられんと言われて，こりゃ自分の人生ちゃんと考えんといかんなと思ったのと，6回も手術を受けると，素人なりに看護のことを結構深く考えるようになって，自分も人の苦しみを取り除く手助けが出来ればと思い看護士になりました．ですから資格を取ったのは30歳になってからなんです」通子さんは「2人の子供を保育所に預けての勤務，それに主人が夜間の大学に通っていますので，時間がいくらあっても足りない，ということを実感してます」