NURSING THEORY 看護理論ってなあに?・29
『看護覚え書』を読む[1]—いのちと健康の理論
丸岡 隆二
1,2
1大阪府立白菊高等学校
2大阪府立看護短期大学
pp.534-535
発行日 1988年6月1日
Published Date 1988/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922001
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ナイチンゲールの『看護覚え書』は看護の原典と言われるが,看護高等学校と看護短大での私の15年間の経験で,看護学生が本書を所持しながら『看護の理念』や『看護倫理』を学ぶ際,あまり読んでないのではないかと思われる例に何回も出会った.確かに,本書は262ページに及ぶ大著で,原典が英国人特有の表現,言い回しになっていることから,少しばかり読みづらくもあるだろう.
そこで今回,『看護覚え書』を私なりに少しくだいて要約・説明してみた.看護について素人である私が述べるのは僣越で,先輩諸氏や研究家の方からお叱りを頂戴するかもしれないが,非礼はお許しいただきたい.
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