NURSING THEORY 看護理論ってなあに?・30
「看護覚え書」を読む[2]—健康のための条件を整える
丸岡 隆二
1,2
1大阪府立白菊高等学校
2大阪府立看護短期大学
pp.638-639
発行日 1988年7月1日
Published Date 1988/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922026
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今回から『看護覚え書』の本文について,4回ないし5回にわたって概観していく.
『看護覚え書』の第1章以下の各章では,健康のための条件整備と観察とガイダンスの基本について述べているが,特に重点的には,第1〜5章および第8〜10章で環境管理に関する配慮(条件整備,観察,ガイダンス),第6,7章と第11章で主体管理に関する配慮(食事,栄養,からだの清潔),第12,13章で患者に対する観察とナースへのガイダンスの基本方針となっている.また,『おわりに(Conclusion)』では,本書の趣旨をまとめて強調し,『補章(Supplementary Chapter)』では,看護婦のあるべき姿をまとめている.
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