PROFILE
—高間 静子—北陸癌看護学会会長として活躍—『人生とのよい別れができるように援助したい』
眞
pp.81
発行日 1988年1月1日
Published Date 1988/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921902
- 有料閲覧
- 文献概要
4年前に10人程の有志が集まって癌看護研究会を始めた,小さな集まりだったが熱心な人ばかりで,自分たちの看護に生かせる内容の研究をずっと続けてきた.しかし,これをグループだけの成果にしておくのでは,結局個人の体験で終わってしまうことになる.そこで,これらの体験を法則性のある看護の実践体系として,後輩に伝えていける1つの文化遺産として残していくために,北陸3県(石川,福井,富山)の志のある看護婦たちにも呼び掛けて,1987年6月,『北陸癌看護学会』を結成,その会長として活躍中.
現在,会員は140名ほどだが,研修会を各県毎に2か月に1回の割で開催しており,その都度会員は増え続けている.11月22日には第2回目の学会開催を予定.臨床で実践できる癌看護の確立を目指して,活動を展開している.癌は1981年に死因の第1位になり,癌看護の確立は社会的にも大きなニーズとなっているが,現実にはそれはほとんどできていないと手厳しい.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.