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特集 看護コストを考えよう
海外文献/DRGによる医療費の支払いと看護コスト
Nursing Costs & DRG Payments
西田 茂樹
1
Richard C. Mckibbin
,
Pauline F Brimmer
,
James M. Galliher
,
Susan S. Hartley
,
Jacqueline Clinton
1国立公衆衛生院衛生人口学部
pp.361-367
発行日 1987年4月1日
Published Date 1987/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921690
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(米国のメディケアで採用されている)DRG(diagnosis-related group:診断上同族グループ)による医療費の見込み払い制度〔あるいはPPS(Prospective Payment System):定額償還方式〕は,同じDRGに属する患者は同一の治療とケアを必要としているという仮定に基づいている(編集室注:本号p. 336「ワードスキャン」参照).病院では看護がケアの大きな部分を占めており,したがって例えば医療費の支払い額が低く見積もられているDRG(コストの重みづけが低いDRG)が大きな看護ケアを必要としたり,あるいは同じDRGに属する患者の看護ケアが多様に異なっていたりすると,医療費の償還の公正さが失われてしまうことになる.
このような点を考慮して,American Nurses' Association Center for Research(アメリカ看護協会研究センター)はHCFA(Health Care Financing Administration:アメリカ医療財務管理局)から助成を受けて,看護ケアおよび看護コストとDRGに基づく医療費定額償還方式の関係について調査を行なった.
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